そううつ色々図鑑ーメンヘラ歴1/4世紀ー

双極性障害持ちゆえに出会った色々な人たち、出来事について。精神科入院生活の有様。サイテーな家事・育児についても。

希死念慮4 自殺についての私見

希死念慮、自殺について長々と書いてきた。

自殺願望に苦しめられて来たのは確かだが、反面自殺は救いでも

あった。

うつ病患者が自殺を試みるのは絶望や悩み、苦しみから逃れるためだろう。

言い換えれば、今の苦悩に満ちた状態から逃れる救いの手段を自殺なのだ。

もし人間に永遠の命が与えられていたとして、うつを患った患者が

永遠に苦しみから解放されないとしたら、それこそ地獄だろう。

本当に自殺を遂行してしまうのはもちろん避けたいのだが

避難所として自殺を頭においておくのは(実際実行しないとしても)

私の場合かなりの救いとなった。

「いざとなれば自殺すればいい」「死んだらこの苦しみから解放される」

その考えが少し自分を楽にしてくれた。

苦しくて取り乱してどうしようもなくなった時、

刃物を自分の首筋に当てた。もしくは紐を手にした。「これにあと一行動

加えれば、もう苦しくなくなる」そう思うと、気持ちが少し落ち着き和らいだ。

切ったらおしまいのカード、決して切らないカードではあるのだが

とっときの「最後の切り札」として「自殺カード」を懐に忍ばせておくのは、

満更否定できる考えではないと思う。