そううつ色々図鑑ーメンヘラ歴1/4世紀ー

双極性障害持ちゆえに出会った色々な人たち、出来事について。精神科入院生活の有様。サイテーな家事・育児についても。

どん底 最果てのうつ

ヘルパー図鑑を綴ってきたけれど、本当に具合が悪くなると、頼む先を見つけるのも

大儀な一仕事になる。

せっかく見つけて契約まで進んでも、説明を聞くのに座っているのもつらい事もあった。

体調に波のある人は、転ばぬ先の杖。元気なうちに情報を集めたり問合せをするなりし、事前の準備をしておくことをお勧めしたい。

 

体調の波、と言ったけれど私が一番体調が悪い時、うつのどん底にいる時は

どのような様子だったか。

洗顔× 歯磨き× 入浴× 着替え×(同じ服を何週間も来ている。下着も替えない)

髪を梳かす×

トイレは這っていくが、洗浄レバーを押す気力がない。

生理ナプキンがもう満タンなのに替えられない。

お腹が空くと、調理はおろか、冷蔵庫を開けるのも億劫。レトルト食品を

冷たいまま吸ったり、乾麺をそのまま齧ったりして飢えをしのぐ。

歯の詰め物がとれて、痛いのに歯医者へ行けない。

服薬しなくてはならないのだが、薬を用意するのも飲むのも大変で出来ない。

口を聞くのも辛く、家族とも殆ど話さない。

排泄欲 睡眠欲 食欲 それを満たすだけで、あとはひたすら寝ている。

床ずれが出来た。

不潔。臭い。見苦しい。

およそ人間とはかけ離れた日々。獣のような、いや獣の方がましかもしれない。

体調が最悪の時は、そのような日々だった。

どん底だと何をする気力もないので、自殺をする気はおきなかった。

寧ろつらいのは、最悪な状態をぬけて少し良くなってきた時だ。

今まで目をつむって放り投げて来た事、放置した事が見えてくる。

あれもやらなきゃいけなかった、これも片づけないとと焦燥感に

かられる。

それがとても辛かった。

自殺も少し動けるようになるこの時期が危ないと思う。