そううつ色々図鑑ーメンヘラ歴1/4世紀ー

双極性障害持ちゆえに出会った色々な人たち、出来事について。精神科入院生活の有様。サイテーな家事・育児についても。

スピリチュアル図鑑17(兵庫先生)霊を降ろすー語らぬ祖父

占いの館に所属したり、大々的にHPを持っている占い師より口コミでひっそりと

占っている人の方が信頼性があるのでは、と思った話は以前書いた。

utuutuyasuyasu.hatenablog.com

ある占い系掲示板でAさんとBさんという二人の女性が●●県の兵庫(仮名)先生いいよね、と話題にしていた。口コミのみの兵庫先生は、上記のような基準からすると魅力があった。

SNSから知って、先生の電話番号を教えて貰い訪ねるのは、鳥取先生に見て貰った課程と同じだ。

utuutuyasuyasu.hatenablog.com 

兵庫先生に指定された住所は隣県ではあったけれど、かなり奥に入った所だった。

私はその地域を訪れるのは初めてだった。

アパートの一階の一室が鑑定する場所だった。入室すると、見事なまでに生活感

がない。特に聞きはしなかったが、鑑定用に借りているのかもしれない。

兵庫先生は30代半ばくらいに見える男性で、カジュアルな格好の、気さくな雰囲気の

人だった。

霊感があって、道具を使わず占う。霊感占いと言うよりは霊能者に近いのだろうか。

私の悩みを聞いて(うつについて)しばらくうつむいて沈黙した。

「あなたを心配して、お祖父さんが来ていますよ」父方の祖父は早くに亡くなってしまったが、母方の祖父にはとても可愛がってもらった。

「どちらの祖父ですか?父方の祖父はあまり知らないのですが」(ここでこちらから

情報、ヒントを与えてしまっているのは失敗である)

「お母さんの方ですよ」

「友泉ちゃん」と可愛がってくれた祖父を思い出して涙が出て来た。

「祖父は、何て言っていますか?」

「何もお話しされてませんね。ただにこにこしてあなたの隣に立ってます」

今一つ合点がいかない。私がこんなに苦しみ、悩んでいるのが祖父に伝われば

慰めでもいい。励ましでもいい。何か言葉があるのではないだろうか。

祖父はそういう人柄でもあったから。

「祖父、どういう様子ですか」

そこで兵庫先生が祖父の様子を語り始めたのだが、これが良くここまで外すなぁ

と感心する位、祖父の容貌とは異なっていたのだった。

「お祖父さん、ふっくらとして恰幅のいい方ですね」→祖父は痩身で長身

「髪は薄く」→晩年まで髪は豊かだった

「はっきりした、彫の深いお顔立ちです」→いわゆる薄い顔

気持ちが萎えて来た。仮に今から言葉を発したとしても到底信用できない。

ちなみに父方の祖父も写真で見た事があるが、そちらもまた当てはまらない。

他にも色々「霊視」からのアドバイスを貰ったが、祖父の事で気が削がれて

耳に入らなかった。

帰りにスマホで検索したら、近場に評判のいい和菓子屋さんがあった。

そこでおいしい和菓子を買って気を取り直した。

亡き祖父