そううつ色々図鑑ーメンヘラ歴1/4世紀ー

双極性障害持ちゆえに出会った色々な人たち、出来事について。精神科入院生活の有様。サイテーな家事・育児についても。

専門家たちの意見1

専門家


専門家たちの精神疾患に対する捉え方、意見にちょっと思う所があったのでご紹介。  

 

この記事を書こうと思ったきっかけは、温川さんという生物学の研究者から、

(温川さんは私が精神疾患を患っている事を知らない)、「脳の仕組みはまだ解明途中。分かっていない事が沢山ある。精神疾患も、多くは仮説に基づいていて治療もその仮説の上に成り立っている」という話を聞いたことだ。

では、精神科で処方される薬は?と聞くと、仮説に基づいて、ある成分の薬を処方してみたら症状が改善された。だから治療に使われているのだと。 

 

私が以前かかっていた三井医師(クリニック)の言っていた事。

utuutuyasuyasu.hatenablog.com

「僕はね、精神疾患発病すると、脳の中で何か不可逆な変化が起こると思ってるんだよ」

私が不可逆という事は、元に戻らないのか、と聞くとそうだと言う。三井医師のクリニックからは結局転院する事になったのだから、あまり信頼していた訳ではないけれど、「不可逆の変化」という言葉は聞いた時はショックだった。三井医師も「僕の考えでは」と断っていたし、温川さんのいう事を信じれば、不可逆な変化とも断定されていないと思いたい。

 

最後に「こんな精神科医にかかるな」。私の中学校の同期で根上君という人がいた。

根上君は、陸上部で暇さえあればグラウンドを走っていたので「ランナー」というあだ名がついていた。私は同じクラスになった事はないので、ランニングしている姿を見たくらいの関りである。

中学卒業からかなり経って、クラスの同窓会があった。その時「ランナー」が話題に上がった。

「根上って覚えてる?そうそう、あの『ランナー』だよ。あいつ、医者になったんだって」根上君と仲の良かった野呂君が言った。

根上君は(失礼ながら)成績優秀というイメージは無かったので皆びっくりした。

「えー-、あの『ランナー』が?陸上選手にでもなったのかと思ったよ」というのが大方の感想。

聞けば、根上君は精神科医だと言う。またまたびっくり。

「精神科かー。俺、最近ストレス多いんだよな。根上に診て貰おうかな」と言い出す人もいた。

野呂君は、顔の前で手を振って言った。

「根上はやめとけよ。あいつ、『精神科医なんてちょろいよ。テキトーに話聞いて、薬出しとけばハイ終わりだから』って言ってた」

皆が皆そうとは言わないが、そういう精神科医がいるのは事実である。皆さま、ご用心。

(文中は全て仮名・仮称です)