そううつ色々図鑑ーメンヘラ歴1/4世紀ー

双極性障害持ちゆえに出会った色々な人たち、出来事について。精神科入院生活の有様。サイテーな家事・育児についても。

今週のお題「やる気が出ないときの◯◯」

浴槽

今週のお題「やる気が出ないときの◯◯」

私はうつ多め(というより殆ど)の双極性障害なので、「やる気が出ない」のは宿痾みたいなものである。

うつ自体がやる気が出ない病気なので、でもやらなくてはならない事は常に存在するので、どうやってやる気を出すか は長年の課題であり頭痛の種でもあった。

いかにやる気を出すか色々格闘した。エナジードリンクを飲む。「のうだまーやる気の秘密」(「のうだま」とは、脳をだます の略である)という本に書いてあったやる気の出るポーズを取る。過激なやり方では、「やらない自分」に対してひっぱたいたり殴ったりもあった。

 

しかし精神科の主治医は浴槽に水をためる事に例えて

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ゆっくりエネルギーが溜まるのを寝て、休んで待つ事をアドバイスされた。あとは服薬。私の場合「やる気のなさ」が病気の症状の一つなので、単に気持ちの問題とか自分の甘さの由来する場合は、また違う対処が必要かもしれないが。

 

臨床心理士が講師をつとめた講座では、また違ったアプローチを教示された。マインドフルネス、森田療法に基づいた考え方で、やる気はなくてもいい。やるのが嫌でもいい。その気持ちを無理に消そうとせずに、行動に集中すること、と言われた。

例えば皿洗いが嫌だとする(これは仮定ではなく事実(笑))。「やる気を出す」→「やる気に基づいて行動を起こす」必要はない。皿洗いをただ行う。もし「嫌だなぁ」という気持ちが湧いてきたら、「ああ、自分は今嫌だなぁ」と思っているなと認識しつつ、皿を洗う事に集中する。

起き上がれないくらいの状態でない場合はなかなか有効だ。皿は洗えている、という結果が得られる。

講師の先生が「僕だって仕事なんかで面倒くさいなぁという事は多々ありますよ。その時、『ただやる』『やっている事に集中する』を実行しているんです」と言っていた。

病気でもそうでなくても、やる気が出ない事は万人の悩みのようだ。