そううつ色々図鑑ーメンヘラ歴1/4世紀ー

双極性障害持ちゆえに出会った色々な人たち、出来事について。精神科入院生活の有様。サイテーな家事・育児についても。

今週のお題「わたし○○部でした」3 なんちゃって部活

ティータイム

今週のお題「わたし○○部でした」

私は料理部に入部した。これで部員は総計11名になった。

顧問は家庭科の教師だが、滅多に顔を出さなかった。だからこそやりたい放題出来たのだが(笑)

料理部は本当に部活と言っていいのか。そのいい加減さ。緩さ。文化系の部活と言っても、例えば演劇部や吹奏楽部が発表前など鬼気迫る練習を重ねていたので、一括りにしては申し訳ないと思ったくらいだ。

 

入部して少したってから、クラスメートから「友泉、料理部入ったんだって?」と声をかけられた。

「うん」と答えるとクラスメートは笑い出して「あそこ、おしゃべり会、お茶会でしょ?」と真実を突いてきた。

「えー-、本当だけど知ってるの?」

「うん。○○高なんちゃって部活の筆頭だよ」と笑い転げている。

そのなんちゃって部活に結局卒業まで籍を置いた。放課後、ファストフード店に行く代わりに学校に居座って何か食べながらおしゃべりしていただけ。そんな怠惰な部活であったので、料理の腕があがった訳でも知識が増えた訳でも全くない。でも、部員たちとゆるゆると過ごした時間はそれなりに楽しいものであったし、帰宅部よりはずっと良かった。料理部の仲間とは今でも連絡を取り合っている。

 

高校時代が遠い昔になってしまった今でも、何かの拍子に「学生時代の部活は?」と聞かれる事がある。テニス部で挫折したというのも恥ずかしい。かと言って、料理部と言って料理好き、料理上手と思われるのも困る。聞こえのいい部活というのも変な話だが、胸を張って言える部活だったらな、という考えが頭をよぎる。

私は大学進学後就職したので、高校時代の部活を就活で聞かれる事はなかったが、

もし高校三年時に就活していたら、部活について何て説明したら良かったのだろう。