果てしなき二週間
初めて精神科を受診するのは誰でも相当勇気がいることではないだろうか。内科や外科であっても、いわゆる医者嫌い、痛いのが嫌、自分がそんな病気のはずがない、本当の病状を知るのが怖い等々で病院に足が向かない人は多いはずだ。
それが精神科となっては。周りの目が気になる。自分がメンタルの病気だなんて。精神科にかかるようになったらこれから自分の人生どうなるのか。
私の初めての精神科受診も、逡巡したのち、一週間後の自分がどうなっているか分からないという状態まで追い詰められ、保健所ですすめられ、やっと決意した次第だ。
決死の覚悟で行った一ノ瀬クリニックで、薬を貰い効くまで一週間~二週間かかると言われた事も既に書いた。
utuutuyasuyasu.hatenablog.com 抗不安薬や睡眠導入剤は比較的直ぐ効く事もあるが、抗うつ剤はすぐには効かない。
切羽詰まった身には、一週間二週間は、果てしなく辛い期間だ。それでも、効果が十分に感じられない事もあれば、副作用で薬を変えなくてはならない事もある。
今は伊達にメンヘラ歴1/4世紀ではないから(いばれる事ではないが)抗うつ剤はすぐ効かないと分かっているが、初めての処方で効くまでの時間を言われた時はショックだった。
薬さえ貰えばこの辛い状況から即座に解放されるのではないか。そんな望みを持って自分を鼓舞してクリニックを受診したのに。
まぁ、服用してその直後に悩みゼロ、鬱⇒ハッピー状態 になってしまうとしたらそれはそれで相当危ない薬で、乱用が始まったり薬依存になってしまうだろう。
それにしても、効くまでの二週間は余りに長すぎる。この忍耐と試練の期間は、もう少し短縮されないものだろうか。