退院だー-っ ー自由の身ー
違う話題を入れたので、前の記事から少し間があいてしまったがともかくも私は退院にこぎつけたのであった。
入院する時は息も絶え絶えで、自分がこの先どうなるか全く分からない状態だった。身を動かすことも辛かった。死にたい気持ちもあった。
そういう状況から、規則正しい生活、休養、服薬、カウンセリング、作業療法のお蔭もあり、4か月近い入院期間を経てやっと自宅に帰り、何とか生活出来るめどがついた。
病院から家に帰る足取りはとても軽かった。久しぶりの我が家の鍵を開ける。やはり居心地がいい。落ち着く。
病院は色々決まりや規則があった。集団生活であるし、また規則正しい生活が治療の一環でもあるのだから仕方がないが、制約から解き離れた解放感はとても心地よい物だった。消灯時間を過ぎても大丈夫。好きなテレビを好きなだけ見られる。食事は自分が食べたい物を食べたい時間に。こんな当たり前の事が、嬉しくて楽しくて仕方がなかった。同室の人はもういないので、家の中で好きにふるまえる。
ただ、あまり生活リズムを崩し過ぎるとメンタルに良くない事は分かっていたので
自由度もほどほどにした。あまりの夜更かしや朝寝坊、昼夜逆転にはならないよう心掛けた。
このように、退院して万々歳だったのだが、その後に大きな落とし穴があった。しかも自分が落とし穴にはまっているのに気づいたのは、随分経ってからであったのだ。