そううつ色々図鑑ーメンヘラ歴1/4世紀ー

双極性障害持ちゆえに出会った色々な人たち、出来事について。精神科入院生活の有様。サイテーな家事・育児についても。

市川猿之助 一家心中報道3

悩み

前回からの続き

utuutuyasuyasu.hatenablog.com

自分も経験があるのだが、本当に真剣に死を思い詰めるほど

追い込まれると、固い殻の中に入って周りから遮断されたような状態になる。

光も外気も差し込まない。解決法は見いだせない。内側へ内側へ、悲観的に悪い方に進む一方になる。

おそらく猿之助さんの場合は、その殻の中にご両親も入ってしまったのだろ

う。私が子供が小さい時に、子供を道連れに心中を考えた話は前に書いたが

utuutuyasuyasu.hatenablog.com

その時は殻の中に「私と子供」が入っている状態だった。子供はまだ小さく自分の

意思を表せる年では無い。幼少の子は、母親と一体の存在と思っていたから、私が

死んだら残された子供が可哀想と思って私が勝手に殻に引き込んでいたのだ。

介護に疲れた子供が親と無理心中をはかったり、経済的に破綻した親が

一家心中をはかるのも、自分だけの死を考えるにとどめず、自殺がが周りに及ぼす状況を狭まった視野、普通でない判断力の中での思い悩み、結果的に死を拡大してしまうのだろう。

一旦殻にはいってしまうと、そこから抜け出すのは難しい。誰か殻を破って、新しい空気を入れ、新しい視点を与え手を差し伸べてくれる人がいると事態は変わるのだが。

親族、友人・知人、医師、ケースワーカー… 

苦しい時外にSOSを出せる場合はまだいい。SOSを出す対象となる人がそもそもいない。恥ずかしい。苦しすぎてそれすら思いつく余裕がない。

自殺のニュースには最近、死にたくなったらここへ と相談先が書いてあるが

それはどのくらい機能し、助けになっているのだろうか。