そううつ色々図鑑ーメンヘラ歴1/4世紀ー

双極性障害持ちゆえに出会った色々な人たち、出来事について。精神科入院生活の有様。サイテーな家事・育児についても。

精神科入院生活

患者図鑑133 ひし形大好き2

前回の続き。 添畑さんのひし形好きは、服やアクセサリー以外でも朝昼晩と嫌でも認識させられた。 病院食は、ご飯、みそ汁、副菜。主菜がトレーにセットされた状態で台車で運ばれてくる。トレーに名札も乗っていて、自分の名が書かれたものを自席に持ってき…

患者図鑑132 ひし形大好き1

ドット絵で有名な草間彌生氏の事を、そして彼女が統合失調症を患っている事を知る人は多いだろう。ルイ・ヴィトンとのコラボ、24時間TVのTシャツなど、その作品を目にする機会は多い。 検索したところ、彼女がドット絵にこだわる理由としてwikipediaには(要…

患者図鑑131 西部さん家の家庭事情2

前回からの続き。 いろいろな問題が渦巻く中、西部さんの長男(仮に徹くんとする)は家に嫌気がさしていたようだ。中学の頃から友人や親せきの家で時間を過ごす事が多く、家にいる事を極力避けていた。西部さんの義母や夫は、中学生になったら少しは店の助け…

患者図鑑130 西部さん家の家庭事情1

退院後について書いて来たがちょっと中断。 昨日、B病院(精神科単科病院)に受診に行ったら偶然入院時の仲間、西部さんに会った。体調を含め近況報告をしあったが、西部さんが深刻な顔をして「息子が行方不明になっちゃった」と言う。暗い表情ではあったが…

退院だー-っ ー自由の身ー

違う話題を入れたので、前の記事から少し間があいてしまったがともかくも私は退院にこぎつけたのであった。 utuutuyasuyasu.hatenablog.com 入院する時は息も絶え絶えで、自分がこの先どうなるか全く分からない状態だった。身を動かすことも辛かった。死にた…

退院への道3

また、何度も書いた「ヌシ部屋」の人々 utuutuyasuyasu.hatenablog.com ももう「退院」を自分の未来の中に描いていないようだった。B病院で、ヌシ部屋同士仲良く過ごし、連続テレビ小説を見ていれば何の不満もないように見えた。 もし介護が必要になったら特…

退院への道2

何度か帰宅⇒失敗(盛り上がりすぎ)を繰り返し、ようやく家に二、三泊しても 普通に平穏に過ごし、家事も少しずつ出来るようになった。 「そろそろ退院してもいいかもね」と主治医は言った。私自身も、入院した時のような明日自分が生きていられるか分からな…

退院への道1

B病院(精神科単科病院)での「患者図鑑」で大分長くなってしまったけれど、 B病院の一回目の入院は4か月に少し欠ける位であった。 まず、へろへろでもう動くのもやっとという状態で入院 ↓ 医師から生活のリズムを取り戻す、起床・睡眠・食事を規則正しく取…

起きてるけど寝正月

皆さま新しい年を如何御迎えでしょうか。本年もどうぞ宜しくお願い致します。 病院のクリスマス utuutuyasuyasu.hatenablog.com 大晦日 utuutuyasuyasu.hatenablog.com と続いたので今日は時系列に沿いお正月。 B病院のお正月はまったり、ゆったりでした。年…

大晦日

2022年もあと数時間で終わりです。さして深く考えもなく始めたブログでありますが。 何事も長続きせず飽きっぽい私がここまで続けられたのは本当に有難い事です。 大きく体調(心調)を崩すこともなく過ごせた事も大きいです。 さて、精神病院でのクリスマス…

患者図鑑125 病人対決

B病院(精神科単科病院)で知り合った、かずみさんから連絡が来た。かずみさんは60代の独身女性。お父様はもう10年ほど前に亡くなり、お母様との二人暮らしだ。 ご兄弟はいるが、遠方であまりつきあいはないらしい。 かずみさんは、憤懣やるかたない様子で…

病院のメリークリスマス

今日はクリスマスイブ。皆さまは如何お過ごしでしょうか。 複数回にわたる精神科入院で、クリスマス、年末年始に被った事がありました。 ですので今回は「精神病院のメリークリスマス」について。 とは言え、私が言えるのは自分が入院したB病院についてだけ…

患者図鑑123 ミステリと言う勿れー黒魔術?ー2

間に他の記事が入ってしまったが utuutuyasuyasu.hatenablog.com の続き。 角野さんが、病院内の庭の一角で、不気味な痕跡を見たと怖がっていた話からだ。 角野さんがあんまり怖がるので、何人かで連れだって、問題の場所に行ってみた。 人気のない、薄暗い…

患者図鑑118 りんごは誰が切った

utuutuyasuyasu.hatenablog.com で、入院中に起こったミステリアスな事件について書きかけていたら自分自身にミステリアスな出来事が起こってしまった。 つやつやなリンゴが送られてきた。食べるのを楽しみにして就寝した。翌朝、目が覚めて台所に行くと、ま…

患者図鑑117 ミステリと言う勿れー黒魔術?-1

B病院の解き明かされてない謎はまだある。 角野さんという入院患者がいた。入院患者は病状や個性もあって、超インドア(食事の時以外はベッドから出ない)から超アウトドアまで色々だった。超アウトドアは、この人入院している意味があるのだろうか、病院に…

患者図鑑116 お腹の中に

B病院(精神科単科病院)に入院中に解き明かされなかった謎は幾つかあるが utuutuyasuyasu.hatenablog.com 今回の岡田さんの話もその一つ。 岡田さんは20代後半に見える女性。あまり話を自分からする方ではないので、家族構成や彼女の患っている病気について…

患者図鑑115 お母さん3 ー心理的安全性続きー

前回からの続き。 子供は何も出来ない状態から始まって、色々自分なりに挑戦したり体験する事で 世界を拡げ学んでいく。それには背景に母親との関係性からなる「心理的安全性」 があるからだそうだ。 お母さんべったりの時期を経て、段々一人であちこち歩き…

患者図鑑114 お母さん2ー心理的安全性ー

大分間があいてしまったけれど、 utuutuyasuyasu.hatenablog.com の続きです。 石塚さんはお母さんのエピソードを頻繁に口に出すだけでなく、唐突に 「お母さん…」とつぶやく事が良く会った。 例えば昨日のW杯のドイツVS日本の試合。録画なり中継を見ていた…

患者図鑑113 お母さん1

前回のタイトル、「マンマ・ミーア」 utuutuyasuyasu.hatenablog.com はABBAのヒット曲のタイトルでもあり、それをもとにしたブロードウェイミュージカルの題名でもある。 「マンマ・ミーア」「驚いた時の言葉」だそうだが、直訳すれば「私のお母さん」=おふ…

患者図鑑112 マンマ・ミーア!

ずっと患者仲間鷲塚さんのイタリアンデビューの話を書いてきて、ふと思い出した明石さんについてご紹介。 明石さんは、鷲塚さんとは入院期間が重なっていない。であるので、Xでの食事会にも参加していない。 何でイタリアンの話を書いていて明石さんを思い出…

患者図鑑111 鷲塚さんのイタリアンデビュー6

という訳で、無事にXでの夕食会は終了した。皆、おいしい(&お得)な食事をお腹いっぱい堪能し、帰路についた。 前の記事に書いたように、外出も稀で外食などしたことがない utuutuyasuyasu.hatenablog.com (医師から止められている訳ではない)鷲塚さんに…

患者図鑑110 鷲塚さんのイタリアンデビュー5

「さ、食べよ、食べよ!」運ばれてきた食事に早速手を付けたのは論田さんだった。 「おいしー-い」と目をつぶる。論田さんに促され、皆も次々料理を自分の皿にとりわけ始めた。とまどっている鷲塚さんの皿にも、いろんな料理を少しずつ盛ってあげる。 今ま…

患者図鑑109 鷲塚さんのイタリアンデビュー4

確かに病院から出ずにいて、病院食ばかり食べていたら、食の広がりはない。似たり寄ったりのメニューがローテーションで出る。例えばピザもだが、握り寿司、ローストビーフ、タンドリーチキンは間違っても出ない。テレビや雑誌を見れば、口にしないまでもそ…

患者図鑑108 鷲塚さんのイタリアンデビュー3

Xに到着した。まずはウェルカムドリンク。スプモーニやワインなどのアルコール、もしくはソフトドリンクが選べるが、一応B病院入院中は禁酒という事になっている。今日の外食は患者にも看護師にも知れ渡っているのでここはソフトドリンクにしておく。 乾杯し…

患者図鑑107 鷲塚さんのイタリアンデビュー2

イタリアンレストランXに行く5人のメンバーが集まった。早速論田さんがXに予約を入れて、○日の✕時に食堂に集合(食事に行くのに食堂に集合、と言うのも面白いが)。皆で連れだってXに行く事になった。 ところが、予約した日の前日になって鷲塚さんが雑談の場…

患者図鑑106 鷲塚さんのイタリアンデビュー1

主治医の外出許可さえあれば、外出(もしくは外泊も)自由に出来た。 気分転換や楽しみとして少なくない患者がしていたのが外食だ。 前に記事にした、居酒屋TはB病院入院患者御用達だったし utuutuyasuyasu.hatenablog.com 他にも近場・美味しい・お手頃価格…

患者図鑑105 凝縮された4.3㎡

相部屋に入院している場合、カーテンで区切られたスペースが自分のプライベートエリアになる。どのくらいの広さか、ちゃんと測った事はないが検索してみたら4.3㎡から、6.4㎡以上に移行する事を目指すという記事が見つかったので、多分B病院の一人当たりのス…

患者図鑑104 Place to Tryー応援ソングー

B病院の作業療法にはカラオケがあるのだが utuutuyasuyasu.hatenablog.com カラオケルームではないので曲数が多い訳でも最新の曲が有る訳でもなく、 どちらかというと年配者が懐メロを歌う場となっていた。 若い世代は、ポータブルオーディオプレイヤーやス…

患者図鑑103 アンバランス

前回に続きファッションの話題。ゆるゆる普段着の人が多い中で、ファッショナブルな田村さんや陸岡さんが目立っていたのは言うまでもないが、流川さんも目を引いていた。 流川さんもすらっとして手足が長いスタイルのいい人なのだが、いかんぜん来ている物が…

患者図鑑102 カーテンレール・クローゼット

入院中の患者は、日中はゆったりしたルームウェアやジャージが多い事は以前書いた。その中で、高級ブランドをとっかえひっかえ身にまとう田村さんが場違いに見えた事も。 utuutuyasuyasu.hatenablog.com もう一人ファッションリーダー(?)陸岡さんがいた。…