子供を預けるという事 継子姫
前項と前々項で子供を保育園に預ける決断をした事、当時の私の状況を記した。
小さなお子さんをお母さんが殺してしまった報道を見るととても胸が痛む。
自分もそれに本当に近い状況だったから。
医師の反対意見を飲まずに保育園に預けたのは賢明な判断だったと思う。
そうでなければ、どうなっていたか分からない。
辛いお母さんはー 本当に行き詰まると周りが見えなくなり、情報も入らなくなって
しまうのは分かるのだけれど 子供と離れる、預ける方便を考えて欲しい。
私が知り合った病院(精神病院)友達はお子さんを乳児院に預けていた。
保育園もある。認可でなくてもいいかもしれない。
一ノ瀬医師の「小さい子供を預けたらかわいそうでしょ」の言葉には今もうなずけない。
私は先生に育児がつらい事、希死念慮の事、全て話していた。そういう状況下でも
どのような状況下にあっても「小さい子供は預けたら可哀想」なのだろうか。
十分に世話をしてあげられないなか、お母さんがぼろぼろ泣きながら自殺を考える
ような状況でも母親の下に居たほうがいい?お母さんを休ませてあげちゃだめ?
保育園は保育士さんがさまざまなルールに基づいてきちんと子供を見てくれる。
一体一の育児では得られない、グループ保育ならでのメリットもあるかもしれない。
酷い継母のもとに里子に出すわけではないのに、何故忌避されなければいけないのか。
病気でなく、仕事で保育園を利用している人もたくさんいるが、そのお子さんたちはみなかわいそうなのか。
少なくともあの時あの状態の私と子供にとって保育園選択は大正解だった。