医師図鑑
前回からの続き。 utuutuyasuyasu.hatenablog.com 親ガチャ、教師ガチャが悲劇なのはガチャを引く子供が絶対的に弱い立場であり、異を唱えたり、「チェンジ」を要望する事が難しい(親はそもそもチェンジが出来ないのだが)事だと思う。 医者ガチャの場合、…
前回からの続き。 utuutuyasuyasu.hatenablog.com しかし、考えてみて欲しい。医者に診て貰うというのは、心身どこかしらを病んで弱っている。しかも多少の不調なら市販薬を服用したり、我慢する場合もあるだろうから (そうでない人もいるだろうが)ある程…
先日、主治医のところに行ったら薬が一部変更になった。 「今の✕✕ではあまり効果がないようなので、○○という最近認可された薬に変えてみます」 と耳慣れないカタカナの薬名(商品名)を告げられた。 薬の商品名は各製薬会社が独自につけて商標登録するものら…
精神科の受診と言うのは、ことさらデリケートで患者に取りハードルの高い問題である事は前回も書いた。 utuutuyasuyasu.hatenablog.com 医者の当たりはずれは、精神科にかぎらないけれど精神科ではずれの医者に当たってしまうと、治療どころか却って病状を悪…
専門家たちの精神疾患に対する捉え方、意見にちょっと思う所があったのでご紹介。 この記事を書こうと思ったきっかけは、温川さんという生物学の研究者から、 (温川さんは私が精神疾患を患っている事を知らない)、「脳の仕組みはまだ解明途中。分かってい…
以上が根来さんの家庭事情だが、私もうつに苦しみ始めてから各所で 「机上の空論」を感じ、それに苦しめられて来た。 第二子出産後、うつで二谷医師(産婦人科)を受診し utuutuyasuyasu.hatenablog.com 「最近のお母さんは大人になりきらないで子供産んじゃ…
入院生活は、作業療法も任意であるし、服薬と診察以外は特に定まった予定はない。 時間があるので患者同士で良く食堂や談話室で話をしていた。 話題になったのは、それぞれの主治医の事だ。 B病院には常勤非常勤合わせて十人には満たない数の医師がいて、病…
川端さんの不満は、栃木医師があまりにクールすぎることだった。 utuutuyasuyasu.hatenablog.com 入院した際に私も栃木医師を見かけたが、竹のような、固く細い印象の 女医だった。 川端さんがいかに自分が苦しくて、辛いか訴えても表情を変えない。 いつも…
前記事 utuutuyasuyasu.hatenablog.com に書いたように、カウンセラー交代は静岡先生に担当になって貰った事で 無事一件落着した。 人それぞれ個性があるので、七瀬先生と全く同じにはいかなかったが、違うアプローチ であっても、きちんとした信頼関係を築…
楽しかったD県から、G県に転勤となった。G県もまた、知人も親戚も 全くいない土地であった。 何よりも大きな違いは、D県の住居が市街地で近所に同年齢のお子さんがいる 家庭が多かったのに比し、D県の家は少し辺鄙なところにあり、移動は全て 車であることだ…
夫の転勤先D県は、初めて訪れる土地であった。親戚や友人もいなかった。 今まで頼っていた「つばき」とも別れ、不安は大きかった。が、結果 から言うと援助を受けずとも家事面は何とかしのぎ、また毎日の生活は楽しく 過ごすことができた。 理由は住んだ家が…
九鬼保健師と面談した翌日、さっそく八木クリニックへ向かった。 診療は5時までとなっていたが、その一時間前に着いて受付を済ませた。 30分ほど待たされて名前を呼ばれた。 診察室に足を踏み入れて、たじろいだ。 クリニックはビルの二階にあるのだが、窓一…
他の科でも言える事であろうが、こと精神科に関しては主治医との相性は重要 だと思う。ラポール(調和した関係)が築けるか。信頼がおけるか。腹を割って話せるか。例えば皮膚科でとてもぶっきらぼうで無礼な医師が居たとして、湿疹を みて軟膏を出す。湿疹が…
少し話がそれてしまったが、三井医師の所から帰って来て泣き崩れている私を見た 夫は心配し、真剣に別の病院を探し始めた。 元々、通院しても今一つはかばかしくない病状に不安を抱いていたようだ。 夫が探して来たのは、A病院という有名な総合病院だった。…
四津医師の事で脱線してしまった。 私は三井医師にかかり始めた。と同時に敏記と茂洋を 保育園に入れた。 保育園に入れた事で大分楽にはなったが、どうも敏記の時のように すっきりしない。 内服だけでなく、抗うつ剤を点滴も行ったが怠さを酷く感じるだけで…
二谷医師でこりごりし、保健所に相談してかかったのが三井医師のクリニックである。ここは自宅から徒歩15分くらいのところにある。 というか、近辺でメンタルクリニックはここしかなかった。 二人目の精神科医、と書こうと思ったが時系列で正確に考えると三…
無事第二子が誕生した。うちは二人とも男の子で、上の子は敏記、下の子は茂洋という(仮名) 初めは快適に順調に日々は流れていった。 しかし!茂洋が6か月になった頃、あのいやーな感覚が戻って来た。疲れ、不安 憔悴、落ち込み。 少し長く睡眠をとるなど…
のち複数の精神科を受診することになるのであるが、今から思っても ここのクリニックは少し変わっていた。 高級マンションの一室にあって、一見普通の住宅である。 ドアをあけても病院らしさはなく、リビングルーム・応接室にあたる ところに医師の椅子と患…