そううつ色々図鑑ーメンヘラ歴1/4世紀ー

双極性障害持ちゆえに出会った色々な人たち、出来事について。精神科入院生活の有様。サイテーな家事・育児についても。

スピリチュアル図鑑18(埼玉先生)占い師は有名人の恋人1

バーで占い

うつ状態も波がある。占い師・霊能者に見て貰うにしても限界に近いほど

辛く「一刻も早く何とかして下さい」という状態の時と、少し余裕がある

場合があった。

今回書く二人の先生は、比較的余裕がある時期に見て貰った人である。

と言うのは、「うつが苦しい!何とかして欲しい」という動機より、

「その占い師に会ってみたい」動機が勝っていたからだ。

一人は女性、もう一人は男性で両方とも霊感占いをする人だった。

二人とも占い師とは言え、本来一般人に近いカテゴリーだが両方とも

有名人との恋愛関係が週刊誌などで取り沙汰されたのだ。

「○○(=有名人)と熱愛!謎の美人占い師」と言った具合である。

その有名人の方に私は興味があり、恋人になるはどんな人だろうと一度

会ってみたくなったのだ。ついでに二人の占い力についても高いと書いてあったので

一挙両得だ。

まずは女性占い師、埼玉(仮名)先生。先生はカフェバーをやっていて、片手間にタロットなどをしていた。さすがに一人では行きにくいので友人を誘っていった。

繁華街にある、ごく普通のカフェバーで多くの人で賑わっていた(コロナ前の

話である)従業員も複数いるが、カウンターの中にいて客と談笑している女性が

お目当ての埼玉先生らしい。

友人と私を見つけて、さっそく声をかけてくれた。「いらっしゃい、初めてかしら?」

とメニューを渡してくれた。いきなり「占い」とは言いづらく「はい、おすすめは何でしょうか」などと返答し、ドリンクとフードを注文して様子をうかがう。

友人にも埼玉先生は○○(=有名人)さんのカノジョという話はしてある。

確かに華やかな感じの美人で、年上の彼女と記事にはあったが落ち着きも感じさせる人だった。チラチラ彼女を見ていると、タロットを出して他の客を占い始めた。

チャンスだ!その客を占い終わったのを見計らって「占いされるんですかー(←白々しい)私たちもやって欲しいです」

彼女はにこやかにカードを切り始めた。タロットは一応有料で、15分で××円、30分で▲▲円と決められていたが高くはない。友達が一緒だったので、うつについては聞けない。健康運だとか、家族運だとか、これから気を付ける事など占ってもらった。

私は埼玉先生観察の方に熱心だったので鑑定結果はあまり覚えていない。

結果それ程当たらなかったように思う。

何より、雑誌の記事で先生が「○○さんとの私の仲ですか… 素敵にいい方向に進んでいくと

思いますよ」と話していたのが、その後すぐ破局していた。○○さんは違う人と結婚した。