精神科入院決意 安井、行って参ります!
五藤医師に入院を打診された際、正直抵抗があった。
その時敏記は小学校低学年、茂洋は保育園であった。
子供が小さい事に加え、精神科にかかったいるだけでも
何か後ろめたいような、こそこそする気持ちがあったのに
入院となっては…・
人に言えない、もし知られたら。入院するようになってはお終いだ。
これを読んで不快に思われる方もいらっしゃると思うが
それが正直な心境だった。
ただ、一方でその時の私の状態は三井クリニックに通い続けてもはかばかしく
なく、汚れ切ったよれよれでぐちゃぐちゃの雑巾のような状態だった。
ここで入院を試してみる価値はあるかもしれない。
母に自宅に来てもらい、夫と協力して子供の面倒を見てもらう事にした。
子供はまだ精神疾患などわからない。「ママは具合が悪い」と伝え、
学校や近所の方には内科疾患のような説明をして入院した。