ヘルパー図鑑18 (山形さん)収納の達人
前回
に続いて片付けネタである。
うちははっきり言って散らかっている。掃除をするには、まず床が見えるよう片付けから着手する必要がある。
山形(仮名)さんは、収納の達人であった。リビングの床の上、テーブルの上などあちこちに置きっぱなしの物を、もとからある棚や引き出しは勿論の事、自ら空き箱や手提げ袋で収納アイテムを作って片づけてくれた。部屋を見違えるようにビシッと整えて下さった。
ただ、あまりに力が入り過ぎて、また有能過ぎて物がどこに行ったのか私自身は
勿論の事、山形さん自身も物をどこにしまったのかわからなくなってしまうのだ。
家の住人(=私)は部屋がごちゃついていても、あれはソファーの上とか、それは机の下とか大雑把な場所は把握しているものである。
特定の事に関するものは、まとめて山になっていたりする。それを山形さんが
芸術的に収納されると、テレビの前に「袋に入ったまま」で置いておいた「アレ」がパソコン机の上の、山形さん手製の収納アイテムに、袋から出してばらして並べてあり、驚くのだ。
そう言えば、キッチンの調味料の配置が変わっていて、塩と間違えて砂糖を使ってしまった事もあった。
であるから山形さんが帰った後は度々発掘級の探し物で、せっかく彼女が収納してくれた物を出して床の上に物を拡げる羽目になった。
もっと上手く山形さんとコミュニケーションを取れて、連携が出来たら我が家の美化は大いに進んだと思う。せっかくの山形さんの力を活用できなかった。もったいない、申し訳ない事をしたと反省している。