起きてるけど寝正月
皆さま新しい年を如何御迎えでしょうか。本年もどうぞ宜しくお願い致します。
病院のクリスマス
大晦日
と続いたので今日は時系列に沿いお正月。
B病院のお正月はまったり、ゆったりでした。年末年始は基本的に医師の診察、カウンセラーとの面談、作業療法、全てお休みです。
だいたい一般診療は3が日明けから受け付けるようでしたが、年末年始休みにたまった患者さんが受診されるようなのでそちらの対応が優先されていたような気がします。
なので私達入院患者は特にする事もない(笑)手持ち無沙汰とも言えます。自宅に帰れる環境の方はとっくに帰宅しているし。日帰り外出が許可されていて、元旦に帰宅している人はいました。でもお正月のめでたく楽しい我が家から帰宅するのは後ろ髪をひかれる思いがして辛かったようで、病院に帰ってくる人たちの顔は一様に暗かったです。
一応元旦の朝・昼くらいはお正月らしいものが出ます。おせちや、餅は詰まらせる危険もあってでしょうか白玉で代用されていました。白玉もモチモチして美味しく、悪くない、と思ったものです。
近場に神社でもあれば、ちょっと初詣でも、と言う話になるもなるのでしょうが、あいにく気軽に行ける距離に初詣の場所はありませんでした。
あとはだらだらと放映されるお正月番組をだらだらと見る。しかしお正月番組は紅白のような絶対定番がなく、ヌシ部屋の人々
にチャンネル権を握られていました。ヌシ部屋の人は一人としてお正月帰宅をしないのです。日帰りすらも。外出・外泊許可は、患者の病状は勿論ですが、帰宅した場合その患者を受け入れられる体制があるかも医師は重視していました。例えば家族がいれば、家族がサポートできるので若干基準は緩みますが、一人暮らしだと全部自分で対処しなくてはならないので、ハードルは上がります。これは精神科に限った話でないかもしれません。ヌシ部屋の人たちは色んな意味で条件が整わなかったのでしょう。
最近は元旦ではないですが、箱根駅伝を見ていますが、B病院では駅伝を見よう、と声は全く上がらず何だろう… お正月特番初笑い のようなものが随時流れていました
特にやる事もない患者たちは、大晦日の残りの菓子や飲み物を持ち寄ってだべります。
また、新聞を取っている人があの元旦の分厚い新聞を回し読みしたりもしています。
横になってこそいないものの、気分は「寝正月」そのものです。