うつ母のサイテー東大育児1 最低限・最悪の育児
プロフィールに「サイテーの育児について」と書いてあるので
看板に偽りなく、育児について書いて行こうと思う。
家事については、カテゴリーの「家事・育児」、またヘルパー(家事援助)
利用についてはカテゴリー「ヘルパー図鑑」をご参照頂きたい。
重複になってしまうけれど、子供を産んでからの長い長いうつ状態は本当に
辛いもので、「子供を殺さない」(母子心中だけはしない)、「死なせない」(食事を与える。病気の時は病院に連れて行く)という最低限のハードルをクリアするだけで青息吐息だったのだ。
「育児本」は、特に最初の子の時は離乳食など分からない事が多かったので
読んで参考にしたが、うつになってからはほぼ読むことがなくなった。
本を読む気力がなかった事が一つ。もう一つは寝てばかりで何もやれない自分と
、育児本にかかれているお手本のあまりの隔たりに自己嫌悪に陥ってしまうからだった。
そんな地を這うようなサイテー(最低限、最悪)育児であったが、何とか子供
二人は成人してくれた。長子は慶応に、次子は東大に合格した。
私は親として本当に何も出来なかった。子供は可愛かったけれど、ともかく体がいう事を聞かなかった。時間もかけられなかったし、お金もそんなにかけたわけでも、かけられた訳でもない。私が働ける状況ではない(それどころか医療費がかかる)し、夫は普通の勤め人だったから。
子育てする上で進学・受験は常に頭の痛い事であるけれど私のようなサイテー育児でも何とかなった。
左「」内 育児本にある理想→安井家の現実
「勉強に最適な子供部屋を整える!」→散らかった、掃除も行き届かない部屋
「脳を育てる食事」→人に作って貰ったり、宅配や冷凍食品でしのいだり
「幼少時から英才教育を!」→生命を保つのでやっと
このブログを読んで下さる方でうつであったり、何らかの困難や問題があって
育児が十分に出来ない方もいらっしゃると思う。「こんなサイテー育児でも子は育つ」と安心して下さっても、「安井より私は数段マシだわ」とマウントを取って貰ってもいい。
一つでも二つでも、ご参考や精神安定剤になればと思い、恥ずかしいサイテー育児を披露していく。