そううつ色々図鑑ーメンヘラ歴1/4世紀ー

双極性障害持ちゆえに出会った色々な人たち、出来事について。精神科入院生活の有様。サイテーな家事・育児についても。

うつ母のサイテー東大育児7 環境の大切さ

子供に取って家庭環境が重要なのは言うまでもないが

幼稚園(保育園)、小学校~と段々外の集団で過ごす時間が増えてくる。

幼稚園や学校があまり良くない環境であると、家庭で頑張ってもカバーしきれない

部分が出てくる。

学校

一つの選択肢としては、小学校や中学校から私立に入れる事。

しかし、それにはまず入学試験にパスしなくてはならないし、お金もかかる。

うちは敏記・茂洋共に保育園→公立小中だ。

保育園は空きのあるところに入園するので、こちらの選択の余地はなかった。

小学校は近い所にあったのでそこに入れた。

その点、友人のゆみ(仮名)は徹底していた。結婚が決まり家を決める際。、

一番評判のいい校区に新居を探したのだ。

そこはゆみの夫やゆみの職場からの通勤には若干不便だったのだが

生まれてくる子供の通学先を最優先したのだという。

親戚のQ(仮名)は、4人の子供がいて、3人まで公立小→中に通わせていた。

末子が小学生の時転居したのだが、そこの校区(当時は選択制は無かった)

の中学校の評判がかんばしくない事を聞き、急きょ四人目にして初めての

中学受験をさせたという。

 

そこまで出来ればいいが、うちはぼーっとマンションを購入した。

家から保育園と小学校が近く、公園もそばにあるのは良かった。

近くの小学校に入れ、やがて中学進学時がやってくる。

うちのような特に教育熱が高くない地域でも、なぜか中学受験ブームが

来た。不思議な事に長男の時にはかなりの子供たちが

受験をしたのだが、次男の時にはブームは去っていて受験は少数派だった。

中学受験は親の受験と言われるくらい、親の関与が大切だ。塾の送り迎え、

お弁当、教材の整理、宿題の手伝い等々。

子供を中学受験させた友人の話を聞いて、私にはとても無理だと思った。

子供は周りの子が受験するので、ちらっと興味は示したが、その為には塾と言う

物に行き、学校の他に受験勉強という物をしなくてはならない と知り、尻込み

した。

受験はさせないけれど、中学は慎重に選びたかった。小学校は小さい子が徒歩通学

するのだし、放課後一緒に遊ぶ事から近隣であるメリットは大きいと思う。

しかし、中学になれば一人で電車やバス通学も出来るし、そばの公園で鬼ごっこ

のような遊び方はしないだろう。

うちの場合は中学校が選択制だった。ここだけは少し頑張って、

見学に行ったり在学生の親の話を聞いて情報収集に努めた。そして選べる中でベストの選択をした。

環境は本当に大切である。毎日通う学校での、友達や先生から受ける影響は

非常に大きい。親のいう事は耳に入らなくても。不思議と教師や友人の言動

には影響を受けるものだ。

逆に言えば、環境を整えてしまえばある程度親は楽が出来る。

実は私自身が公立小→中なのだが、偶然であったが他地区の人がこぞって越境

入学してくるような学校だった。その頃はその学校しか知らないのから

当たり前のように環境を享受していたが、子供が地元の小学校、また転校先の

小学校を見るをいかに自分が恵まれた環境にあったか痛感した。

今になって当時の教諭や友人とその頃の話をする機会があるが、

教師も伝統校の名を汚すまいと誇りを持って先鋭的で意欲的な授業を、

何度も会議を重ねて試行錯誤していたそうだ。。

親も子供を越境させるくらいだから、皆教育熱心で学校行事にも協力的だった。