そううつ色々図鑑ーメンヘラ歴1/4世紀ー

双極性障害持ちゆえに出会った色々な人たち、出来事について。精神科入院生活の有様。サイテーな家事・育児についても。

うつ母のサイテー東大育児6 読書について

読書

子供には読み聞かせを!読書の習慣は大事!

はい、大正解。全く異論はない。

しかし、である。頭では痛いほど分かっているけれど、読み聞かせもやって

あげたい、図書館に連れて行ってあげたいと思うけれど、何とも体がいう事を聞かないのだ。

これも何度も書いたが、ともかく起き上がれない。外出と言えば保育園の

送り迎えと自分の通院で精いっぱい。

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日々の買い物は夫に頼んだり、生協の宅配を利用していた。

読み聞かせ、と言えば膝に抱いて読んであげる光景を想像するだろうが、私の

場合は「良くて」寝ている私の横に子供が腹ばいになって聞く状態だった。

ご存知の通り、子供は本を繰り返し読んでもらいたがる。最後のページが

終わるやいなや、「読んで!」と最初から始めようとする。私は頑張っても

二回が限度だった。全く読んであげられない事も多々あった。

 

私の友人Pさん(仮名)が読み聞かせ会をするというので子供を連れて行った事が

ある。Pさんは、女優か声優顔負けの感情移入ぶりで、その読みっぷりは素晴らしかった。本当ならば、出来るならば彼女のように情感たっぷりに読んであげるのが理想

だろう。しかし悲しいかな、現実は字面を読み上げるのが精いっぱいだった。

 

読み聞かせ会と言えば、図書館で開催される事も多い。私は体調が良ければ子供を読み聞かせ会に連れて行くのが結構好きだった。

「子供が本に触れる機会になる」「無料である」「子供が読みきかせに夢中になっている間は、そばに座っていれば良く、休む事が出来た」からだ。

私が読めない分、夫や祖父母などの親戚、少し年上の従兄弟に読んでもらう事もあった。敏記(長男)も自分がやっとひらがなを読めるようになった頃、弟(茂洋)

に絵本を読んでやっていた。

 

さて、読み聞かせ以前にまず「本が家にある」事が大前提である。東大を目指すなら

東大の存在が頭の中になくてはならないように、

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本がある環境がまず第一歩だ。本屋やネットで購入してもいい。図書館の利用、親戚や友人からおさがりを譲って貰ってもいい。コロナ下では異論もあるだろうが、私はバザーや古本市でも安く児童書を購入した。

人のおさがり、というのは一旦それを購入されている、お金を払って買おうという

基準をクリアしているのでそこそこいい本である事が多い。

○○全集、といったセットを揃えるのもおすすめだ。子供が興味を示す書物と

親が読んで欲しい書物は必ずしも一致しないが、○○全集全✕巻で置いてあると、その中に一冊くらいは興味を惹く本があるものだ。

私が後から存在を知り、、自分も子供の幼少時に承知していれば使いたかった、と思ったのは絵本の定期購読サービスだ。選び抜かれた、そしてバラエティに富んだ本が年齢に応じて毎月届けられる。子供が届くのを楽しみにするようになればしめたものだ。

 

絵本は、子供の興味も汲みたいが、やはりいいものを選びたい。

長年愛されて読まれ続けられる名作は、いつまでたっても色あせぬ魅力がある。

例えば「ぐりとぐら」「三匹のやぎとがらがらどん」「いないいないばあ」。

私が子供の頃読んだ絵本だが、夫も子供の頃夢中になっていたというし、子供たちも

大好きな愛読書になった。

後々「子供の頃○○の本読んだ?」と共通の話題で盛り上がれる副産物まである。

 

本はそれを集中して読む事も大事だが、実体験とつなげていきたい。

例えば乗り物が好きで新幹線の本を読むとする。そうしたら今後は実際に新幹線

に乗ってどこかに行く。そこで海を見たら、海に興味が出て海の絵本が読みたく

なるかもしれない。逆に体験が先で、動物園でライオンを見た。そこからライオンの出てくる物語でもいいし、動物図鑑に繋がっていってもいい。書物と体験が双方向に

作用、刺激しあって世界が広がっていくのが理想だ。

逆に言えば、何かの本を読む→その内容が体験できるという実サイクルの

積み重ねは、子供が本に手を出すモチベーションになるだろう。

 

結論:読み聞かせが出来なければ、せめて本を揃えよう。子供の目の前に

本を置いておこう