そううつ色々図鑑ーメンヘラ歴1/4世紀ー

双極性障害持ちゆえに出会った色々な人たち、出来事について。精神科入院生活の有様。サイテーな家事・育児についても。

今日もいつものすいみん不足2

睡眠薬

敏弘は、自宅に来るときはパソコン持参で部屋に籠って仕事をするので

リビングに出てくる時間=起床時間とは限らない。

睡眠導入剤を渡した翌日、午前11時くらいにリビングルームに来て

「今起きた!昨日0時くらに寝たのに、一回も起きず今目が覚めた」

と薬の効きぶりに驚嘆していた。懸念の「悪夢」は見なかったようだ(笑)

私は、敏弘に渡した薬にもう一種類足しても全然寝れないと言うのに…

 

記事を書いていて思い出したエピソードが一つあるのでご披露。その時は

今貰っているのとは違う睡眠導入剤を処方されていた。

まあまあ眠れるかも、と思っていた矢先の話だ。TVであるお取り寄せ菓子に興味を

惹かれ、早速注文、届いたものを冷蔵庫にいれた。

届いたのが夜だったので、明日食べようと楽しみにしていた。

ところが!朝起きたらお菓子が開封され、箱の中が空になっていたのだ。

楽しみにしていたお菓子だったので、夫、息子に勝手に食べたでしょ、と詰問した。

三人とも真顔で知らない、という。そもそも普段から三人はあまり菓子に興味はない。

とすると、私が寝ぼけて食べた…?しかし何度記憶をたどっても菓子を食べた覚えがないのだ。それに、菓子は綺麗に包装されていたから紐を取り、包装紙をはがし…と

色々手数がある。それを全く無意識で私がやったのだろうか。

釈然としない思いを抱えて、次の診察の時に主治医に相談した。主治医は

「ああ、睡眠導入剤飲んでるとそういう事あるね。食べたのはあなただよ(笑)」

「他に歩き回ったり、会話したり、物を動かしたりね」

犯人は私だったのか…

「先生、会話っておっしゃいましたけれど、そういう半分眠った状態で人との会話は

成り立つんですか?」

「ちゃんと成り立つよ。受け答えしている。ただ、会話したことは覚えてないけれどね」

菓子を食べるくらいならともかく、歩き回ると物にぶつかったり転倒する恐れが

あるという事で、薬は変えられた。

菓子は私は食べた事で決定だが、全く味の記憶がない。勿体ない事をした。

(文中は全て仮名・仮称です)