患者図鑑120 睡眠関連摂食障害2
前回の続き。
「睡眠関連摂食障害」で検索すると、いくつかヒットする。
幾つかのサイトを見てまとめてみると、
・女性に多い
・炭水化物や脂肪を多く含む高カロリーの物を食すことが多い
・原因ははっきりとは分かっていないが、ストレス、薬(睡眠導入剤等)の作用、喫煙、飲酒などが考えられる。
他の睡眠障害(むずむず足症候群、睡眠時無呼吸症候群)と合併している事も多い
懸念される事として
・体重増加
・胸やけ、胃もたれ
・虫歯
・睡眠の質の低下
・脂質異常症、糖尿病
・無意識の調理によるやけど、怪我の危険
・体重の増加で自信を喪失し、うつ状態になることも
それから、アレルギーなどで禁止されている物を食す事もあるそうなので、アナフィラキシーの危険性もあるだろうし、食事制限などで禁忌の食べ物、例えば糖分やアルコールを含んだものも口にしてしまうだろう。ペットフードや冷凍食品をそのまま、タバコや洗剤を食べる事例もあると言う。
食べ物であっても、餅などを詰まらせて窒息してしまう事はないのだろうか。考えてみれば、かなり危険性をはらんでいる。
そして「治療法は確立されていない」
ストレス解消・軽減や、薬由来と考えられる場合は薬を変える事、規則正しい生活を試みる程度だとの事。
私が無意識に、睡眠中に食べた(未遂含む)前科としてはっきりしているのは前回書いた「丁稚羊羹」「りんご」「和菓子」であるが、例えば食パン一枚、袋菓子一つ、チーズ数個と言った程度であれば全く気付かないかもしれない。実は前掲の3例以外にも、食べているのかもしれないのだ。