そううつ色々図鑑ーメンヘラ歴1/4世紀ー

双極性障害持ちゆえに出会った色々な人たち、出来事について。精神科入院生活の有様。サイテーな家事・育児についても。

患者図鑑121 睡眠関連摂食障害3

前回、睡眠関連摂食障害によって懸念されるデメリットをあげたが、

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他にも転倒の危険性も考えられる。階段があれば、足を踏み外したりしないだろうか。

目が覚めている時でも、家内の転倒はあなどれず、私の友人で(高齢者ではない)転倒して骨折してたり、顔面を打って顔中血だらけになった人がいる。

睡眠中の調理で鍋を火にかけっぱなしで眠りに戻れば、火事に繋がる可能性もある。

最近アルコール依存症の人に会うことがあって、酒を断つように努力を続けていると言っていたが、睡眠関連摂食障害で禁忌の飲酒をし、アルコール依存症が改善されてないということはないのだろうか。

最近知られるようになった疾患で、知名度も高くないが色々なリスクをはらんだ疾患だと思う。

 

しかし、前回の記事で洗剤やペットフードを食べる事例を書いたが、無意識のなかで何故「その食品」を選んで食べるのか。その無意識の選択の裏にあるものは何なのか、とても気になる。自分が全く記憶にない部分で、動いたり食べたり、包丁を持ったり居ている。不思議でもあり、気持ちが悪くもある。

眠関連摂食障害について書かれた記事で、「脱抑制」ー理性がはずれる事がある と書いてあった。普段は常識や、理性、人の目を気にして抑制がきいているところが、抑えが聞かなくなることだ。いつもはそれなりに逸脱しない行動をとろうとしている。もし、理性の蓋をとって自分をのぞき込んでみたら、そこにどんな自分がいるのか。怖いけれどちょっと知りたい気持ちもある。主治医は、寝ながら食べている間、誰かから話しかけられたらちゃんと受け答えはできるよ、と言っていたが、その際に何か質問をされたら、目覚めているときとは違う答えをするのだろうか…

睡眠