病院での正月ー 産婦人科編1
精神科単科病院のB病院でのお正月について書いた。
私は別の機会にやはり病院入院中で越年した事があるので、その時の思い出。
になってしまい、11月から入院。なかなか退院できる状態にならず、とうとう越年となった。入院していた病院を仮にc病院とする。
c病院はその地域では産婦人科では一番設備が整い、救急対応もしていた。私は大部屋で、10床はあった。
「産婦人科」だから、入院患者は妊婦ばかりではない。婦人科系の病気の人も入院していた。ただ、妊娠中になんらかのトラブルが起きた人(例えば私)と、出産後の患者は同じ部屋になることがないよう分けられていた。
私は2か月近く入院していたから、色々な患者さんが出入りして言った。妊娠高血圧症候群は安静が必要だから、あまりフラフラ出歩く事もなく、近くのベッドの人と話したり本を読んだりして過ごしていた。常に同室の人がいたので話し相手には困る事がなかったのだが、年末が近づくと一人退院し、二人退院し…
10床が全て埋まることもあった病室が私一人になってしまったのだ。
急を要さない手術はスタッフも休みに入るので年末年始には入れないし、入院中の患者でも正月は自宅に帰りたいという要望が多いので、医師も出来るだけ帰らせるようにしていた。患者も帰れるよう諸指示を忠実に守っていた。私も忠実に守っていたのだけれど(涙)