占術廻戦3
前回からの続き
という訳で、「開運法」よりも同じ分野でより知名度の高いA氏をdisり、自分を上げようと躍起になっていた事の方が印象深いB氏のセミナーであった。
私が一時スピリチュアル、占いにはまっていた事はカテゴリー「スピリチュアル図鑑」
に書いたけれど、その時にあった占い師も占い師同士の激しいつばぜり合いについてこぼしていた。
彼女は占いの館のようなものに属していた。利用した事がある方はお分かりかと思うが、例えばビルのフロアに店舗があり、更に細かくブースが分かれていて複数の占い師が占っている。たくさんの相談者がいる人気占い師は当然給与も高い。
私が占って貰ったC氏は、その占いの館でも人気占い師だった。とは言え、私がC氏に会った時は一旦ブームが落ち着いたころだった。
C氏が占い館でも一、二を争う人気だった頃は、それは大変だったそうだ。他の占い師から嫉妬され、誹謗中傷。館内でも悪口を言われ、ネットでもそしる書き込みがされた。彼女が言うには、顧客ではなく同じ占い師仲間によるものだと言う。確かに私がC氏の名を検索した際に、好評と共に貶める評価もあった。端の狭い部屋に移すよう画策された。
キャパを超えそうな相談者の多さ、身内からの攻撃でC氏は心が折れそうになったという。占い師自身の精神状態が安定していないと正確な占いをするのは難しい。一旦活動を休み、再開した時には客が客を呼ぶサイクルも収まり、落ち着いて占えるようになった、と言っていた。