今週のお題「おとなになったら」
今週のお題「おとなになったら」
子供の頃の夢… 大人になったら…
そう、皆子供の頃は夢があったはず。現実というものがかなた遠くにあり、
自分の実力、未来、伸びしろも無限大に思えていた。容姿なら、身長だってモデル並みに伸びるかもしれないし、平凡顔が超美女に化けるかもしれない。
勉強すれば賢くなり、ノーベル賞級の学者になるかも。筆を取ったら名画を描くかもしれない。
私だけではないと思うが、子供の頃は謎の万能感があった。
小学校の中学年の頃に書いた「将来私がなりたい者」という紙が残っているのだが、もう焼き捨てたい程こっぱずかしい。あまりに恥ずかしくてそのままはここに書けないが、「宝塚のトップになって羽根を背負っておりてくる」「女性初の総理大臣になる」レベルの黒歴史発言だ。(宝塚や総理が悪いのでなく私と言う人間とのあまりの乖離が恥ずかしいのだ)そうして、恥ずかしいとともに心が痛む。
「何故かというと、お母さんがそうなれと言うからです」と書き添えてあるのだ。宝塚や総理は例えで、実際私が書いた内容はそれとは違う(同じくらい夢物語ではある)
ただ、こういえば親が喜ぶ、親の思い通りに行動する、という当時の私のメンタリティが見えて複雑な気持ちになる。
もう小学校なので、親の操り人形と言うほどの年ではないけれど、親の支配力はまで絶大だ。こういえば親に喜んでもらえるだろう、認めて貰えるだろう、それはいずれは親の耳にも入るだろうからというふるまいを学校でもしていた。顔色を窺っていたのだ。
私の親については何度か違う記事にも書いてきたけれど、子供の頃のたわいのない夢でさえ、全くの自由ではなく親の気に入るようにしていたのだと今さらにして確認させられる。
そうそう、今の私は親が求めていた将来像とも、私がひそかに思い描いていた将来像ともかけ離れております(笑)