そううつ色々図鑑ーメンヘラ歴1/4世紀ー

双極性障害持ちゆえに出会った色々な人たち、出来事について。精神科入院生活の有様。サイテーな家事・育児についても。

今週のお題「何して遊ぶ?」ーGW その4

 

刺身


色々取り紛れているうちに、今週のお題のテーマが変わっていました💦

とは言え、書きかけた話は終わらせたいので完結編です。

前回からの続き

utuutuyasuyasu.hatenablog.com

温泉旅館に泊まったら、部屋でゆったり、景色を楽しむ、近所を散歩(買い物)、温泉を満喫、そしてお食事だろう。

部屋と温泉のありさまは前回書いた通り。館内の設備もはなはだ寂しいものであった事も前述した。

周りは住宅地で、お土産物屋らしきものもなく、浴衣をきて下駄を鳴らしてぶらつく場所もない。

テレビをつけてとりとめもない話をしているうちに、夕飯を呼ばれた。部屋食でなく、大広間での食事である。

やはり客は私達しかいないようだ。食事は… というと、せっかく海際なのに海の幸とは程遠い。私の勝手なイメージでは豪快な生け造り、牡蠣や帆立の炭火焼… だった。

確かに5切れほどの刺身はあった。でも、わたしがいつも家の側のスーパーで買う物と大して質が違うようには思えない。あとは普通にみそ汁やポテトサラダや、小鍋(固形燃料に火をつけるあれ)など… あまりに普通。その地方の名産(海鮮以外)や郷土料理も全く入っていないし、普通の町の定食屋さんと変わらない。

まぁ食べられるだけましだろうか。味も良くはないけれど食べられなくはない。ゴ○ブリや蜘蛛の巣だらけの館内の荒れように比べれば許せるか。

しかし、徹頭徹尾女将以外の人間が見えない。この夕食、そして翌日の朝食を用意した調理人はいるのだろうが、全く顔を見せない。

大広間に行った時、ご飯からみそ汁から全てセットされていて、誰も給仕にも挨拶にも見えぬまま私たちは食事を終えた。

 

翌朝がまた凄かった。朝食です、と部屋の外から声をかけられ、また無人の大広間で食事。その後、食休みや歯磨きなどしてくつろいでいると、いきないふすまがパーンと開いた。勢いよくふすまをあけると、ぱちーんと縁がさんに当たるが、まさにそうだった。すごく攻撃的で無作法な開け方だ。失礼します、の声がけもなく。

女将がずかずかと入って来て、いきなりシーツをはがして布団を上げ始めた。徹頭徹尾無言である。まもなく私たちはチェックアウトするのに、そんなに急いで布団を片づける必要がある??百歩譲ってさっさと片づけたいとして、「失礼します」「お布団を片づけて宜しいですか」と一声かけないだろうか。

 

会計をすませて(さすがに女将は顔を出した)宿を後にした。料金はGWにしては安いかもしれないが、宿の質から見たら決して安くなかった。

 

という訳で、とても楽しい温泉旅行、とは言えないが私たちを泊めたfさんが疲弊しきっている中、避難場所が確保できたのは良かったと言うよう。またその時は不快だったが

今となっては家族やfさんとの間ではもはやネタとなっている。

 

ちなみにこの記事を書くに当たって、旅館を検索してみたがヒットしなかった…

(文中は全て仮名・仮称です)