そううつ色々図鑑ーメンヘラ歴1/4世紀ー

双極性障害持ちゆえに出会った色々な人たち、出来事について。精神科入院生活の有様。サイテーな家事・育児についても。

患者図鑑1 お話おばさま

私がこのブログを書こうと思った理由はいくつかあって、今までの忘備録

日記がわりと、あと精神科に長年通いかつ入院も複数回して

いろんな人にあった事を書き留めたかったからだ。

もちろん実名は出さないし、設定を少し変えている場合もある。

こんな人もいるんだ、病気を抱えて生きているんだと伝えたい。

 

三井医師のクリニックは通院なので、それほど協力に印象に残る患者は

いなかった。(やはり入院の時に会った患者さんはインパクトがある)

しかし、一人だけ今でも思い出すような患者さんがいた。

 

年配の女性のようであったが、カーテンの向こうなので姿は全く見えない。

認知症のテストなのか、看護師があれこれ聞いている。

それにこたえるのだが、全く的外れでありながら受け答え自体は

纏まっているのである。

看護師「●●さん、今日は何月何日ですか?」

患者「うちの猫ったら、昨日かってに扉をあけて外へでてっちゃって…」

看護師「今日のお天気はどうですか」

患者「回覧板がなかなかまわってこないのよ」

きちんと看護師が話し終わってから対応し、さえぎったり澱むこともない。

 

この患者さんには、看護師の問いかけはどう聞こえているのだろう。

彼女の見えている世界はどのようなものなのだろう。

ご家族は彼女にどう対応しているのだろう。

 

考えさせられた。