そううつ色々図鑑ーメンヘラ歴1/4世紀ー

双極性障害持ちゆえに出会った色々な人たち、出来事について。精神科入院生活の有様。サイテーな家事・育児についても。

ヘルパー図鑑29(山梨さん)白い食卓ーさようなら「つばき」ー

和歌山さん 香川さんと「つばき」で落胆させられる事が続いた。

子供たちは「今日、お手伝いの人がご飯作る日?」と聞いてきて、そうだと

言うと顔を曇らせるようになってきた。

そうこうしているうち、事務局から「香川、和歌山に加え山梨という者が入る事になりましたので」と連絡があった。

山梨さんにほのかな期待を寄せた。しかしそれはすぐに打ち砕かれた。

ともかく品数も、量も圧倒的に少ない。例えばみそ汁 ご飯 切った胡瓜

炒めた肉。これで全て。とても足りないので、夕飯の際に冷凍食品を足して補ったりしていた。

あまりの状態が続くので、事務局に電話をし量が足りない事、少し品数を増やして欲しい事を頼んだ。

次に来た山梨さんの作った料理は以下だった。

ご飯 豆腐 しらす かまぼこ  うどん サンドイッチ

真っ白の食卓を見て私は泣きたくなった。確かに量も品数は増えている。けれど、栄養バランスも良くないし、半分以上出しただけの冷たい切っただけのおかず。こんな悲しい食卓はなかった。

山梨さんは年齢的にお孫さんがいたとしたら、ちょうどうちの子くらいだろう。

お孫さんたちにこのような料理を出しているのだろうか。

何の為に有償援助に来て貰っているのか分からなくなった。

もう「つばき」に頼るのはやめよう。そう決心を固めた時、折しも

夫の転勤の話が出た。私はためらいなく「つばき」に利用終了の電話をかけた。