そううつ色々図鑑ーメンヘラ歴1/4世紀ー

双極性障害持ちゆえに出会った色々な人たち、出来事について。精神科入院生活の有様。サイテーな家事・育児についても。

うつ母のサイテー東大育児20 塾・家庭教師

塾

いわゆる「ママ友」から得る情報を大事にしていた事は既に書いた。

utuutuyasuyasu.hatenablog.com

皆、どこの塾がいいか、家庭教師はどこに頼んでいるか熱心であった。

うちは結局家庭教師を頼むことは一度もなく、塾しか利用しなかった。

ただ、塾でもマンツーマン、もしくは先生1人に対して生徒二人のコースを

利用した事はある。

家庭教師を利用しなかった大きな一つの理由は、恥ずかしながら「うちが散らかっているから」「母親(=私)が、定期的によその人を招き入れる事に対応するのが困難だったから」だ。

子供が自分の部屋や玄関などシャカシャカ掃除して、お茶の一つでも出してくれるのならそんな憂慮はなかったかもしれない。しかし片付けをきちんと仕込む余裕もなく育ててきたので(何しろ目標は子供・私共に死なない事だったので)家の中ははっきり言って汚かった。

なので始めから家庭教師に対しては及び腰だった。

しかし、家庭教師はその子一人に応じたスピードや内容で進めてくれるので集団授業の塾では出来ないきめ細かい対応が期待できる。

いわゆる「プロ」家庭教師なら、手腕も確かなのだろう(と思う。使った事がないので

断言はできない)

学生であっても、子供の友人などは向いていたのか教え子の成績ややる気を劇的に上げて非常に保護者の評判が良かったようだ。あまりにのめり込みすぎて本業の学問の

方は、と親御さんが気にしていた。

これは私が息子の友人たちを見て思う事なのだが、あまり始めから優秀過ぎない子の方が家庭教師に向いていると思う。

例えば同じ東大生の家庭教師でも、特に「文1の学生さんを。現役で」「理3の生徒を」

しかしそういう学生さんの中には、「1を聞いて10を知る」タイプの人が少なからずいる。そして家庭教師を必要とする生徒には「10言われても5しか分からない」「3しか分からない」子供も少なからずいるのだ。

ある東大生が、バイトで教えてる家庭教師の子に関して「どうしてその子が理解できないか自分には分からない」と言った。彼に取っては軽々越えられたハードルなので、何故その子が躓いてしまうのが理解できないのだ。

なので例えば数学を教わるのなら、もともと得意だった人よりも苦手だった数学を克服したタイプの家庭教師がいいのではないかと思っている。

また教育学部や教員養成大学の学生たちは、教育への意識や関心は高いと思った。

 

前述した様に家庭教師の利用が一度もなかった理由はうちで他人を受け入れる余裕がなかったのが一番だが、塾以上に選ぶのが大変だったからだ。

だいだい評判の良い塾の上位クラスには、良い先生がつく。家庭教師のように

こちらが選別する手間ははぶける(何しろ手間をはぶく節約育児なので)

子供の友人の中には、一度も、もしくは殆ど塾や家庭教師を使わずに自力で

受験を突破して来た子もいた。しかしそれはよほど優秀で自己管理に長けた子だろう。

うちの子は、ほっておいても計画を立てて勉強をするタイプではなかった。

塾が考えたスケジュールや教材に乗っかってやっていくのが子供に取っても私に

取っても一番「楽」な方法だった。

また、塾で友達が出来てお互い励まし合ったり刺激し合ったり出来たのも大きな

収穫だったようだ。