そううつ色々図鑑ーメンヘラ歴1/4世紀ー

双極性障害持ちゆえに出会った色々な人たち、出来事について。精神科入院生活の有様。サイテーな家事・育児についても。

退院後の生活1 活動的な毎日

外出

もし、これが手術後であったら傷が痛んだり、体力が落ちていたりしてそろそろと生活を始める事になるのだろうが、幸い手術をした訳でも化学療法をした訳ではない。

入院前の酷い落ち込み、鬱がなくなりどこでも行ける体力がある状態で、私は入院中に出来なかった色々な事を始めた。

習い事の教室に申し込んだ。買い物に出かけた。イベントに参加する。外食をする。

堰を切ったように活動的に動き出した。もう予定で手帳が真っ黒に埋まる勢いだった。

体も動く、気持ちも前向き。毎日が楽しかった。

買い物に行けば、これは!という物が目に付く。お買い得だ。センスがいい。掘り出し物だ。あれもこれも。

習い事も、午前中に一つ、午後にもう一つの習い事に通った。昼食は食べログで探してランチを取る。

その時の気分は「充実している」の一言だった。習い事はすぐに始められる手軽なものだったが、もっと本格的に勉強をして資格を取ろうと思い始めていた。かなりの難関の資格だ。片手間でなく、びっしりと数年スクールに通い勉強をしなくてはならない。

合格率も高くない。

しかし、その時私は根拠のない自信に満ちていた。難しい資格だろうが、自分なら絶対受かる。そしてその資格を使って仕事につきバリバリ働こう。きっと活躍できるはずだ。スクールの出願の時期は過ぎていたが、来年はきっと願書を出そう。学費は安くはないが、仕事を始めればあっと言う間に回収できるだろう。夢は膨らむばかりだった。