保健師図鑑4(虎谷さん)精神疾患の人の為の公的サービス 付保健師まとめ
とは言え、大変お世話になった保健師もいる。虎谷(仮名)さんだ。
精神疾患はいくつか受けられる公的のサービスがある。
精神障害者保険福祉手帳の交付、障害者自立支援医療制度、障害福祉サービス、
保健所が窓口になっているサービスも多々ある。
しかし時として手続きは煩雑で、準備する書類も多く、気力も気力も
削がれている患者が行うのは大きな負担を伴う。
保健師の虎谷さんはサービス申請に関して大変きめ細かく
懇切丁寧に説明し、フォローしてくれた。
窓口が保健所でないサービスについては、担当部署に予め連絡を入れて繋いで
くれた。もう保健所が閉まる時間で職員が帰り支度を始めているのに「大丈夫ですよ」と相談を続けてくれたのを思い出す。
諸々のサービスは申し込み段階や軌道に乗るまでは大変であるが、一旦
開始してしまえばあとは自然に動いて行ってくれる。
公的サービスは、精神疾患の者を支える為に作られたものなので
うまく利用すれば生活上の負担を減らし、円滑に日々を過ごす助けになる。
しかしあまり知られていないサービスもあるし自分に必要なもの必要でないもの、適応されるものされないものの見極めが難しい。
虎谷さんは保健所の範疇外のことも詳しく調べていて、とても頼もしい相棒だった。
【保健師まとめ】
保健所は、保健師はどんなに困ってもあちらから訪ねて来てはくれない。
とっかかりとして各種相談を利用するのも手。
ともかくこちらから出向き、アピールする事。
第三者からのアピールは有効。当たりはずれあり。
異動で人も変わる。さすが、の知識を持つ保健師,
献身的な保健師もいる。逆も然り。